この記事に辿り着いた皆さんもLinkedInに登録した記憶がなかったのかと思いますが、私も同じく、LinkedInにアカウントを登録した記憶も記録も残っておりませんでした。

ですが、「あなたのプロフィールは、今週1回検索結果に表示されました」とメールが届いてしまったので、何かしら情報が登録されているということとは思いましたので、アカウントの削除をやってみることにしました。

アカウント削除を試みたものの、アカウント解約までにかなり手間取ることになってしまいましたので、覚書がてら解約するまでの流れを残しておきました。

この記事では、LinkedInにアカウント登録をした覚えもないのに「あなたのプロフィールは、今週1回検索結果に表示されました」との連絡を突然受けた方に向けて、解約をする方法をご紹介したいと思います。

LinkedInとは

LinkedInが何かという話はもう説明する必要もないかもしれないですが、ビジネス系で一番の有名どころのSNSになります。

ビジネスでつながるというと今はeightの方が一般的な印象があるかもしれないですが、2016年にマイクロソフトが2兆円で買収したことでも有名なので、使っている人も多いかもしれません。

仕事絡みだと偉い人やテカテカした人が使ってる印象がありますが、私のような人間には縁がないサービスといった感じです。

突然届いたLinkedInからのメール

このLinkedInから「あなたのプロフィールは、今週1回検索結果に表示されました」とメールが届きました。登録した記憶がないものの、名前・メールアドレスがきちんと入っていたので、記憶もないほどの昔に一度登録していたということかもしれません。

LinkedInからのプロフィール閲覧があったというお知らせ
プロフィールが検索されたとのメールには名前も入っていました

アカウントの削除の方法

登録した記憶もないものから、プロフィールが検索されたよと連絡を受けるのは少々気持ち悪いので、とりあえずアカウントの削除をしてみることにしました。

メールに表示されている「検索をすべて表示」という謎のボタンにを押してみます。すると、アカウントログイン画面が表示されました。

アカウントの認証画面

アカウントの認証画面に進むとこんな感じでした。ご本人ではありませんか?の表示の上には自分の名前がしっかり表示されています。

とはいえ、登録した記憶もないのでパスワードを覚えているわけもありません。普段使っているパスワードでも入れてみるかと思ったところ不思議なボタンがありました。

Linkedin1回のみ有効のサインインリンク

1回のみ有効のサインインリンクを・・・に進む

「1回のみ有効のサインインリンクを・・・」という謎のボタンが置かれています。とりあえずボタンを押してみると、あなたが人間であることを証明するクイズをやるようです。

Linkedinの簡単なセキュリティチェック
あなたが人間であることを証明してください、とは凄い問いかけです。

「検証する」ボタンを押したところ、縦横斜めに置かれた猫?キツネ?画像がタイルで表示され、正しい向きの画像をタッチせよとの指示がでました。見たことないreCAPTCHAですが、とりあえず後ろ向きとはいえ真っすぐ立ってるものを選んでみます。

LinkedinのreCAPTCHAでログイン
謎のreCAPTCHAが表示される

reCAPTCHAのみでログイン完了

先程のタイルで後ろ向きの動物をタッチしたところ、どうやら正解だったようであっさりログイン完了となってしまいました。メールアドレスに届けば本人認証完了ということなのかもしれないですが、Passも無しに先ほどの画像認証だけでログインできるのはなんだか荒っぽい感じがします。

ログインをすると、知り合いとつながろうみたいなところに見たこともない金髪お姉さんのプロフィールなどが並んでいました。なんとも微妙な感じです。

とりあえずログインができたので、さっそくアカウントを削除したいと思います。

「プロフィール → 設定&プライバシー」に進みます。

Linkedinのアカウント設定場所
reCAPTCHAだけでログインできてしまいました

アカウントを解約

「アカウント管理 → アカウントを解約」が見つかりましたので、そのまま解約に進んでいきます。

Linkedinのアカウント解約場所
アカウントの管理にアカウントを解約するが置かれています

解約理由をこたえる

解約理由を入力せよとのことなので、「プライバシーの問題がある」にしっかりチェックを入れて送信しました。

Linkedinのアカウント解約理由
アカウント解約のご意向を伺い大変残念とのことです

解約にはパスワードが必須

解約理由を入れて送信ボタンを押したところ、パスワードの入力画面が表示されてしまいました。

あのreCAPTCHAでログインしたので当然パスワードも不明なままマイページをうろうろしてきましたが、解約するタイミングではパスワードチェックがかかるという謎セキュリティポリシーとなっているようです。

このあたりを見ると、先ほどの「1回のみ有効のサインインリンク」は後付けした機能なんだろうなという気がしてしまいます。

Linkedinのアカウント解約にはパスワード必須
アカウント解約操作にはパスワードを入力が必要

パスワードを設定する

マイページに入っているものの、削除するためにはパスワードが必要ということのようですので、仕方ないのでパスワード再設定をすることにします。マイページにログインしてここまでウロウロしてきたのに、「まずはお使いのアカウントを確認します。」というのもなんだか不思議な表現です。

Linkedinのパスワード再設定アドレス送信
パスワード再設定

メールアドレス宛に確認コードが届く

メールアドレス宛にコードが届きましたので入力してみます。

Linkedinの確認コードが送信された
メールアドレス宛に確認コードが届く

パスワードリセット

新パスワード入力画面がでたので適当にパスワードを入れてみます。

Linkedinのパスワードリセット画面
確認コードを入れると、パスワード再設定画面が表示

アカウント解約ができた

パスワードを設定することができたので、再度「アカウント管理 → アカウントを解約」から解約時のアンケートに進み、設定したパスワードを使って解約することができました。

Linkedinのアカウント解約完了画面
無事、アカウントの解約手続きが完了した

解約完了メールが届く

解約完了メールも届いて、これで無事に解約ができたようです。

「公開プロフィールがインターネットの検索エンジンから消去されるには数週間ほどかかる場合がある」との記載がありますが、どうやらLinkedInには公開プロフィールというものがあり、これがGoogle、Yahoo!、Bingとかの検索エンジンにも公開されるようで、検索エンジンからデータが消えるのには数週間はかかるよということのようです。一旦公開されたら一生何かが残るでしょうから、そういうのを気にしない人向けサービスということなのでしょう。

それと、「こちらのアカウントは、本日より20日以内にサインインすると再開できます」とありますが、アカウントは削除してもまだ削除されずに仮削除会員みたいなステータスになっているようです。なんだか会員数維持に全力を挙げてる感じがしてしまいます。

Linkedinのアカウント解約完了メール
削除完了メールにもスッキリしない説明が

おわりに

LinkedInで調べると、「linkedin 登録しないで見る」や「linkedin 危険性」とか、今回のこの記事のような「linkedin アカウント削除」みたいなネガティブな検索ワードが並んでいますが、「LinkedIn 転職」みたいなものもあって、そんな記事を見るとLinkedInにプロフィールを登録したらスカウトが来て転職大成功したみたいな記事をかいているものも見られます。

実名記事なのでステマじゃないでしょうが、これだけ否定的な検索ワードが多いと少々怪しく感じてしまいます。

LinkedInを使った転職については、LinkedInのヘルプの中にも「転職に関心があることを採用担当者に知らせる」といったページまで用意がされており、OpenToWork 機能といったものを使うと転職に関心があることを知らせることができるといった仕様もあるようです。

とはいえ、下のような記載があるので、このあたりも仕様がゆるゆるっぽい気はしていまいます。

あなたの会社および関連会社に勤務している LinkedIn Recruiter ユーザーに、あなたが共有した転職関心シグナルが表示されないよう対策を講じておりますが、プライバシーが完全に保証されるわけではありません。

転職に関心があることを採用担当者に知らせる機能の説明ページより

結局、このような細かいことを気にしないでハイスペックなプロフィールを世界に公開したい人向けのSNSということでしょうから、私には無縁のところということのようです。