ショッキングピンクのブランドカラーと「高すぎる」と毎度キレてる米倉涼子さんのCMでご存知の方も多いRakuten Mobileから、「Rakuten WiFi Pocket」というモバイルルータが登場したのを見つけたので早速契約をしてみました。
データ使い放題&1年間無料というとんでもないサービスでしたが、契約してみたところ本当に1円もお金をかけず、データ使いたい放題の環境が手に入ってしまいましたので、この記事では「Rakuten WiFi Pocket」のサービス申込経緯から、実際の通信状況まで詳しくご紹介をしたいと思います。
ちなみに、この「Rakuten WiFi Pocket」のご紹介をする前に、これまで契約していたヨドバシWiMAX(ワイヤレスゲート)のサービスが相当ひどかったので、そのあたりも少々ご紹介しておきますが、興味がなければ読み飛ばしてください。
Wimax 2+の契約更新月
ちょうど三年前の2月、ヨドバシカメラでWimaxのNEC Speed Wi-Fi WX04というものを何も考えずに3年契約で申し込みしておりました。
ヨドバシカメラ契約のWimaxはワイヤレスゲート
契約してしばらく経ってから知りましたが、ヨドバシカメラ契約のWimaxはワイヤレスゲートという会社経由のWimax契約となり、数あるWimaxサービスのなかでも一番高い月額費用で、速度制限も一番強烈というサービスだったようです。
実際、3日間で10GBを超えるとかなり強めの速度制限(多分ベストエフォートで128kbps)を受けるようになり、そもそもNECのWX04自体も老朽化のせいで調子も悪く再起動ばかりを繰り返すようになっていたため、一刻も早く解約をしたいと考えてはいたものの、違約金が結構高かったこともあり更新月まで我慢しつつで過ごしておりました。
ワイヤレスゲートWimaxの解約はTELのみ
やっと3年経って更新月を迎えたので解約手続きをすることができましたが、解約をするのもオンラインの窓口は用意されておらず、専用TELに電話をかけて解約をするといった手間をかける必要がありました。
しかも0120のフリーダイヤルではなく、0570のナビダイヤルで通話料をしっかり取られるだけでなく、TELもなかなかつながらずの状態で、数分間お金を払いつつ保留音を聞いてやっとつながるという状態だったので、最後までガックリという感じでした。
TELつながりにくい件は、FAQにもかいてありました。ひどいもんでした。
※月末日・月初日は大変混み合いますので余裕をもって解約のお申し込みをお願いいたします
ワイヤレスゲートFAQ. WiMAX2+サービスの解約方法を教えてください。
新しいモバイルWi-Fiを探す
ヨドバシカメラ契約のワイヤレスゲートWiMaxを更新月に解約ができたので、新たな回線を探そうとネットをみていたところ、「Rakuten WiFi Pocket」なら、初めての申込で今なら実質0円(今はもう終了)という広告を見つけました。
正直、回線がないとかなり不便だったこともあり、1年間0円という表示を見て即契約をしてしまいました。
本人確認書類の提出も不要
申し込みの際、本人確認書類のチェックを「受け取り時に自宅で確認」とすることができ、これを選んでおけば、免許証画像をWEBでアップロードするといったよくある作業をすることもせず、ものの数分でNET申し込みをすることができました。
配達員にご本人の写真付き書類を提示するだけで、WEBでの作業が不要です。
Rakuten WiFi Pocket申込画面
私の場合は、佐川急便のおじさんに免許証を見せて、その配達員のおじさんが専用端末に免許証番号を入力することで本人確認を完了するといった流れでした。
届いたRakuten WiFi Pocket端末
届いたルータを早速見てみますと、ディスプレイも備わった白いきれいなルーターです。
どうやら昨年の12月8日に発表されたばかりのモバイルルーターだったようで、中国のHarvilon社の製品とのことでした。このShenzhen Harvilon Technologyという会社は、国内取り扱いがほとんどないメーカーだったようですが、私の端末では初期不良といったこともなく、しっかり電源ONもしてくれていました。(同時期申し込みした知人の方は初期不良で交換したとかききましたが)
実質0円でもらっているので普通に動いてくれれば特に問題なしと思っていただけに、デザインやクオリティの良さには少々驚いてしまいました。
「Rakuten-UNLIMIT」1年間無料キャンペーン
この「Rakuten WiFi Pocket」は、2020年4月に開始した「Rakuten-UNLIMIT」のお試し1年間無料キャンペーンの対象となるとのことです。300万人に達したら終了とする計画のようですが、あと数十万人は残りがあるらしく、どうやらギリギリ私は間に合ったようです。ラッキーでした。
申込時に無料枠にはいっているという点は確認していましたが、念のため、契約完了後にmy楽天モバイル管理画面で契約情報を確認してみましたが、しっかり2022年2月まで無料との記載がされておりました。
このお試し1年間無料キャンペーンの対象となるのは初めて楽天回線を契約する1回線目の方のみですので、既に楽天回線をお持ちでの場合は当然ながら有料となります。
端末代金1円、アンケートに答えて1ポイント
契約完了後に届いたメールにあるリンクから簡単なアンケートに答えると1ポイントをGETすることができました。通常端末代金の9980円を1円で今回買っていたことになっていたので、これで実質ともに0円で端末を手に入れたことになりました。
Rakuten WiFi Pocket通信速度
届いた日(日曜日)の夜、一番速度が出にくそうな時間帯で通信速度を測定してみたところ、このような数値となっていました。楽天回線で概ね2Mbps~8Mbps程度は速度がでているようです。
東京23区内であれば楽天回線は常に掴むことができそうですので、データ使い放題でこの速度がでれば十分ではないでしょうか。
もちろん、自宅に光を引いてる方にとっては遅いと感じる速度かもしれないですが、つい先日まで夜は128kbps以下になるのが頻繁にあったワイヤレスゲートWimax回線だった私にしてみれば、爆速といっても過言でないくらいの印象を受けました。
平日夜0時にも速度計測
日を改めて平日深夜0時の通信速度も測ってみたところ、この程度の速度はでておりました。普通にYouTubeをHD画質で複数見ることができていました。
楽天モバイルの回線提供エリア
この通信速度で使い放題も可能ということで、Rakuten WiFi Pocketは全く問題ないサービスといえそうですが、一点だけマイナスポイントを挙げるとするならば、楽天回線エリアの提供範囲の狭さがありそうです。
楽天回線エリア外の場合はパートナー回線による提供となり、パートナー回線は通信容量が最大5GBまでに制限をされてしまいます。
5GBを超えた場合は通信制限を受けることになるようですが、ベストエフォート1Mbpsとのことなので、私が元々もっていたワイヤレスゲートWimaxよりは全然良いレベルです。
Rakuten WiFi Pocket管理画面
Rakuten WiFi PocketのルータIPに接続をすると、ルータ管理画面にログインすることができます。ID/Passwordは固定で変更もできませんが(※先日のファームウェアアップデートですぐに改善されてました。)、ログインをするときれいな管理画面をみることができます。三年前に購入したNEC Speed Wi-Fi WX04の管理画面とはだいぶ違ってグラフィカルな印象です。
ルータ機能はIP/サブネットも固定で、DHCPの範囲も.100~.200と固定されていて変更することができませんでした。
が、DDNS(ダイナミックDNS)は設定できるようでしたので、固定のグローバルIPを使ってサーバを立てるといったこともやろうと思えばできてしまいそうです。実用に耐えるかは全くやってないので分かりませんが。
おわりに
以上のように、サービス内容もコストも全く問題ないサービスだったので、楽天回線エリアに該当する地域にお住まいであれば「Rakuten WiFi Pocket」を契約しても全く損はないといえるでしょう。
エリアに該当しなくても「Rakuten-UNLIMIT」1年間無料キャンペーンがあるので、楽天アカウントを作って1円を払う(後で楽天ポイントで1ポイントは戻る)が嫌でなければ、契約して手元に置いておいても良さそうです。
ただし、この1年間無料キャンペーンは300万人までで、昨年末で既に200万人を超えたので、早ければ来月頃には締め切りとなってしまう可能性があるそうです。
残念ながら、今はもう終了してしまいました。が、楽天サービスに興味があれば、是非一度検討してみて下さい。
追記:管理画面アカウントが変更できるようになりました
この記事を執筆していた時期には端末管理画面のアカウント(ログインID/Password)は固定で変更もできないと書いていましたが、先日走ったファームウェアの更新でこれが可能となったようで、管理画面にログインをしたところ、下記のようなアカウント変更を促すような画面が表示されておりました。
楽天モバイルの人がこの記事を読んでくれたということはないでしょうが、優先度高く改修をかけていたところをみると、相当クレームがでていたのかもしれませんね。