画像掲示板にまた不具合発生

先日、画像掲示板の泉で投稿プログラムを修正しましたが、また画像掲示板が壊れていたので急ぎプログラムを見直しました。

前回はfopen($filename,”w”)が原因でログファイルが消失するといった現象でした。詳細はこちらの記事でご参照下さい。

掲示板に歯抜け現象が発生

前回はfopen($filename,”w”)のwモードが原因でログファイルが全て飛んでしまうという現象でしたが、今回はログファイルの一部が壊れるという現象が発生しているようです。

ログの一部が壊れている影響で、掲示板内のスレッドに歯抜けが生じていました。

imgbbs_thread_hanuke.png
掲示板のスレッドに歯抜けが発生しています

原因はfopen()のr+モードの挙動

掲示板はスレッド更新順に並んでいますが、見ると最後尾に近いスレッドに歯抜けが生じているようです。となると、ログファイル前半の方は問題なく書き込みされているので、fopen()のr+モードが関係していそうな感じです。

調べてみたところ、そふぃのPHP入門にr+モードの挙動で気を付けないといけない点をみつけました。

ファイルを開いた時点では元のデータが残っているので一見こちらの方が良さそうですが、不便なところもあります。書き込みたい内容が、ファイルに既に書き込まれている文字列より短い場合には変なゴミがつきます。変なゴミ、と言いましたが、元々ファイルにあった文字列が残ってしまうって事です。

そふぃのphp入門

ファイル更新時に更新前データが残る

wモードの時には一回ファイルサイズを0にしていたため、更新前データの影響を受けることはありませんでしたが、r+モードの時にはファイルポインタは先頭に置かれるものの、以前のデータは消しているわけではないため、データサイズが減った時には更新前データが残ってしまうということのようです。

分かりやすいようにイメージにしてみました。

fopen_r_error.png
書き込み前より書き込み後のデータサイズが小さいと、こんな状況が発生するようです

ログファイルの更新前後の差分対応

書き込み前、書込み後のファイル容量に注意しないといけないということが分かったので、早速プログラムを修正しました。

更新前ログファイルのファイルポインタ位置をftell()で確認し、ログファイルの更新前後でファイル容量が減少している場合には、更新後にftruncate()でファイルを切り詰めるようにしてみました。

とりあえず、これでr+モードで残ってしまうゴミも削除出来ているようです。

おわりに

度々のプログラム不具合でご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした!!

さてさて。あっという間に大晦日となってました。2008年はサーバートラブル、プログラムエラーが頻発してしまい、最後の最後までユーザーさんにも大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。

2009年は、もうちょっと安定稼動、定期更新を目指しますので、宜しくお願い致します。
よいお年をお迎え下さい。