トップページダウンペナルティとは、YahooやGoogleがウェブサイトに課すペナルティの一種です。

このペナルティを受けると、ウェブサイトのトップページが検索結果に表示されなくなってしまい、下層のページだけが検索結果に表示されたりします。

ウェブサイトへのトラフィックを生み出す最も重要なページが表示されなくなるため、サイト運営者にとっては死活問題になってしまいます。

dtn.jpのトップページが表示されない

昨日頃にYahooの検索インデックス情報が更新されたとの情報を得たので、dtn.jpの状況を確認してみたところ、dtn.jpのトップページが検索結果に表示されませんでした。

キーワード「dtn」で検索をしても、このブログの方がトップとして表示されてしまっています。いわゆるTDP（トップページダウンペナルティ）といわれる現象かもしれません。

dtn.jpのディレクトリ構成

これが当時のディレクトリ構成です。サイトトップの下にブログ用のディレクトリ（/blog）と、猫ネコサーチエンジン用のディレクトリ（/cat）がありますが、ブログの方をトップページとして表示してしまっています。

/　　　　　・・・ドメイントップ
/blog　　　・・・このブログ
/cat　　　　・・・猫検索

サイトを検索して、やはりトップページがきちんと表示されないのは悲しいものがあります。

トップページが表示されない原因とは

あまり騒いでもしょうがないので、原因を少し考えてみようと思いました。トップページダウンペナルティを受ける可能性があるウェブサイトの種類とは次のとおりです。

・リンクを販売または購入しているウェブサイト
・スパムまたは不正なコンテンツを含むウェブサイト
・著作権で保護されたコンテンツをホストしているウェブサイト
・ユーザーを誤解させるために設計されたウェブサイト

ペナルティを受けた可能性のあるサイト

アフィリエイトリンク

まず最初に考えたことが、dtn.jpのトップページに設置をしたアフィリエイトのバナーリンクでした。

アフィリエイトをやったことがある方なら分かると思いますが、巨大なバナーを単に貼っても全く成果は期待できませんが、なんとなくトップページがデザイン的に寂しかったため、巨大なアフィリエイトバナーを設置してしまっていました。

リンクを販売しているわけではありませんが、アフィリエイトが多いということでペナルティとなった可能性は考えられます。

rel=”nofollow”が設定されたタグクラウドリンク

次に考えたことは、dtn.jpのトップページに設置をしてあるタグクラウドでした。実はこのタグクラウドには『rel=”nofollow”』の設定が入れてありました。

開設当初はnofollowの設定もしていませんでしたが、設定をしていないと、googleやYahooの検索ロボットがこのリンクを辿ってしまい、キーワード「dtn　検索」などで検索すると、文字化けした文字列とかを検索結果に表示してしまったりと不都合が生じていました。

このため、検索結果に文字化け文字列が表示されているのを見つけたとき、取り急ぎでタグクラウドのリンクに『rel=”nofollow”』を設定して検索ロボット除けをしていました。

属性『rel=”nofollow”』が設定された多数のリンクの固まりを見たロボットが、こりゃスパム行為に違いないと思い、ペナルティ扱いにしたというのも原因として考えられます。アフィリエイトのリンクよりも、こちらの方が可能性としてはありそうです。

アメリカ版Yahooの検索結果を調べる

日本版Yahooがこの状況となっていたので、比較として、アメリカ版Yahooでも「dtn.jp」を色々と検索してみることにしました。

キーワード「dtn.jp」の米Yahoo検索結果

結果はwww無しの「dtn.jp」URLが表示されていました。

開設当初からdtn.jpはwww無しで運営をしていたので、www無しのURL「dtn.jp」がトップにきていればペナルティもない正常な状態といえます。

キーワード「www.dtn.jp」の米Yahoo検索結果

結果はwww無しの「dtn.jp」URLが表示されていました。

dtn.jpではwww付きにしようとすると、www無しに301リダイレクトをかけているため、www無しのURL「dtn.jp」がトップにきているので、ペナルティもない正常な状態といえます。

日本版Yahooの検索結果を調べる

アメリカ版Yahooと同じように、今一度日本版Yahooで「dtn.jp」を検索してみることにしました。

キーワード「dtn.jp」の日Yahoo検索結果

結果はwww付きの「www.dtn.jp」URLが表示されていました。

www無しのURL「dtn.jp」で当時は運営していたので、www付きのURL「www.dtn.jp」の方がトップに表示されているのは、「dtn.jp」が何らかのペナルティを受けて消えているといえます。

キーワード「www.dtn.jp」の日Yahoo検索結果

結果はwww付きの「www.dtn.jp」URLが表示されていました。

www付きのURLで検索したので「www.dtn.jp」を表示したのかもしれないので、ペナルティを受けたとは断言できなさそうです。

いずれにしても、日Yahooの検索結果にはwww無しURLの「dtn.jp」は不在となり、www付きURLの「www.dtn.jp」のみある状態でした。

Yahooカテゴリの登録リンクは「www.dtn.jp」

これまでdtnはwww無しの 「dtn.jp」として運営をしておりましたが、Yahooのカテゴリに登録された際には、www付きの「www.dtn.jp」でリンクが掲載されました。Yahooカテゴリの仕様で、サイトはwww付きで登録する決まりがあるようでした。

それもあって、www無し「dtn.jp」を一旦消して、Yahooカテゴリの登録URLとなった「www.dtn.jp」を表示するといった動きがあったのかもしれません。

日本版Yahooの検索結果に表示されるサイト説明文も、Yahooカテゴリに掲載された時のサイト紹介文がでているので、日本版Yahooの検索結果は、何かしら人為的な操作が施されている状態のようです。

おわりに

このあたりの現象を詳しく調べると面白いかもしれないですが、SEO業者でもありませんのでこのあたりにしておきます。今後変化があったらまた調査報告しようと思います。